◆関連記事
【面白い】世界観が魅力的だし導入としてキレイにまとまってた『アポカリプスホテル』1話感想
今期覇権
2025年春アニメの中ではあまり話題になってない『アポカリプスホテル』ですが、個人的にはこれが面白さ的に覇権だと思っています。
残念ながら円盤は全然売れないでしょうしアニメが終わった後はあまり語り継がれる事も無さそうなんですけど、素晴らしい作品です。
ずっと面白い
最初に見た時は正直1話で完成されちゃってて「出オチになる可能性もあるんじゃないか」と心配してたんですが、6話時点ではずっと面白いです。(話によって差はあるが)
地球のホテルの常識をベースに地球外生命体の接客をするギャップが見てて面白いですし、ただ接客するだけじゃなくマナーの悪いタヌキをぶん殴って従業員にしたり、お酒を造ったり、怪物とバトルしたりと展開も豊富。
また、やってくる地球外生命体によってホテル側の対応も全く違った物になるため毎回見てて飽きません。
でも、オムニバス形式ではなくしっかり前回の設定が次に活かされて、ヤチヨが宇宙語を覚えたり討伐したヌデルのメニューが追加されてたりしてるのが良い。
あと次の客を待ってる間に平気で100年経過してたりする壮大さも中々無いタイプの作品で良いなと思ってます。
時間が経過する時は基本ダイジェストで普通の作品だとキャラたちが成長したり年老いたりして置いて行かれた気持ちになるんですけど、ロボットがメインキャラで見た目は変わらないからそういう心配もありません。
特に5話のウィスキー回は時間が経過して熟成されていくのを待つ様子とロボットたちが人類の帰りをずっと待ってる事がリンクしてて素晴らしかった。
作りが丁寧
上でも言ったように接客だけじゃなく派手なバトルもやったりするんですが、全体的に細かい描写まで気を使ってて作りが丁寧です。
例えば具体的な部分は以下の通り。
- すぐオーバーヒートしてしまうドアマンロボのシャンプーハットにスプリンクラーが付けられてる
- 言葉が通じない地球外生命体用にピクトグラムが作成されている
- オーナーがウィスキーを飲む際に時計を弄って業務時間外にする
- ウィスキーを飲むとヤチヨがナイスバディになり、演技も若干変わるしダイジェストでもちゃんとナイスバディになってる
これらを特に説明もせずしれっと描いてるのが憎いところだなと思います。
「これはこういう事なんですよ」と説明しすぎるアニメも結構多いですからね。
アポカリプスホテルは過程を適度に視聴者の想像に任せつつ、でも設定や世界観はしっかり作ってあるので結果の説得力がちゃんとあるのが素晴らしい。
だから何回も見直したくなるし、毎回全然違う事をやったりバトルをやったりしてもストーリーが破綻しないんだと思います。
本当に作品として完成されてる。
まとめ
『にんころ』もかなり面白いんですが、6話時点だと今期はアポカリプスホテルが圧倒的です。
ウィスキー回は本当に最高でした。
唯一の欠点は全然話題になっておらず人気も無いところです。

まあ仕方ないね
コメント
キャラクターデザインの竹本泉さんが好きなので注目してたんですが、ほんと、もっとみんなに見て欲しい……
面白いのに話題になってないのが悲しい
ブログで取り上げてもらえて嬉しいです
設定がなかなかないようなのだから
個人的には注目していたよ
がまあ…それ故注目されにくいかもね
ヤチヨちゃん数年に一人の逸材だわほんと。
普段なら一話に定評のあるサイゲアニメってだけで話題になりそうなもんなんだけどね、今作はガンダムと被って割食ってる感じがある。安西良和さんも一話二話絶賛されてるそうなのでSF・終末アニメ好きには興味持ってほしい