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『クニゲイ』とは
『クニゲイ』は2024年5月26日にスタートした作品で、作者はジャンプルーキー!で幾つか作品を掲載していた「髙野陽介」先生。
隔週日曜更新で日芸の映画学科をモデルにした作品です。
しかし、序盤から評判は悪くあっという間に閲覧数は最下位になり単行本売上も爆死していました。
以下あらすじ。
美術大学の映画学科に入学した、加々美大助。高校生の頃、とある映画賞を受賞した過去があり、前途洋々な青春に期待に膨らませていたが、才能に溢れる同級生・大澤門に衝撃を受けるのだが――……!?
出典:https://shonenjumpplus.com/episode/17106371859967559971より
28話で最終回
そんなクニゲイが28話で最終回を迎えました。
何だかんだで私は全話読んでいてある程度キレイにまとまった感はあると思いましたが、とはいえ閲覧数と単行本売上を見れば『モノクロのふたり』作者が言っていた4巻打ち切りの条件に当てはまってるので打ち切りっぽいです。
まあこの閲覧数で2巻打ち切りを逃れたのは不思議ですが。
序盤クソで中盤面白くて終盤微妙
個人的には序盤クソで中盤面白くて終盤微妙だった作品でした。
まず1話から3話の感想記事でも語ってた通り、序盤は門のすごさが全く伝わらずただの嫌な奴なのにずっと天才として持ち上げられ続けるのでそれが不快でした。
また、主人公の大助も何がしたいのか定まっておらず周りに流されるキャラだったため、好きになれるキャラが全然居なかった。
ただ、中盤ぐらいからは大助の覚悟が定まり実際に髙野先生が美術大学の映画学科出身という事もあり、美大生のリアルな空気感だったり苦悩が伝わってきて面白かったです。
あと映画の内容より人にスポットライトが当たってるところが良かったのかもしれない。
しかし、打ち切りが決まったからなのか分かりませんが、何の脈絡もなく門が死んで大助と門の父親で映画バトルみたいなのが始まってからまた微妙になった印象でした。
結局門の具体的なすごさは最後まで伝わらないままだったため終盤に来てまた門を持ち上げる流れになったのも嫌だったし、門の父親に対する「恨んでたけど尊敬してた」という答えも浅いなと思ってしまった。
あと最後まで映画の内容は断片的にしか見せず何がすごくて魅力的なのか分からなかったので、映画の内容についてあれこれ語る度につまらなくなっていた印象。
俳優の演技などのすごさにしても、それを表情などで伝えきれるだけの画力が無かった。
まとめ
昔から散々言われてますが、やはり作中作をメインにした題材は難しいです。
大体「これの何がすごいの?面白いの?」という疑問が勝ってしまって純粋に楽しめなくなってしまう。
ただ、そこを抜きにしても全身の毛を剃るという門の映像作品は意味不明でしたがね。

映画の場合だとブルーピリオドみたいに絵1枚で分からせられないからなあ
コメント
クニゲイは第2の左ききのエレンになれなかったか
全然話題にもなってませんしね
応援コメント欄は、意識高い系のワナビが主人公に自己投影&自己心酔して全肯定する地獄だった。