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殺陣ロールとは
ジャンプ2023年34号に読み切りとして掲載された作品で作者は「小園江ナツキ」先生。
小園江先生はジャンプの漫画学校 卒業制作作品として「ウパ野ルパ子は一般人」という読み切りを過去に掲載しています。
またtwitterでは上記のツイートを固定にしていて、自信に満ち溢れている熱い漫画家です。
面白い
肝心の内容ですがメチャクチャ面白かったです。
縦ロールを使って戦うお嬢様が悪者を懲らしめるという単純明快なストーリーながらも主人公が非常に魅力的。
戦ってる時は上品でかっこいいのに、寒いダジャレを言いながら頬を赤らめたりしてる時は可愛いというギャップが素晴らしかったです。
”あらすじい”とか”時事い”とか無数の爺を従えてるという独特のセンスも好き。
そして何より大胆なコマ割りと迫力ある構図が半端ない。
足がページを跨いでいる上の見開きを見た時は天才だと思いました。
この他にも迫力あるコマやセンスを感じるコマ割りがあって画だけでも楽しめます。
単純な画力や描きこみだけで見るとそうでも無いんですが、圧倒的なセンスで今の連載陣にも引けを取らない物に仕上がっているように見えました。
大まかに分類するとサカモトデイズと同じタイプ。
描いてる内に更に進化していきそうですし、是非とも連載してほしいです。
ただ、殺陣ロールは題材的に読み切り向けな気がするので連載するなら新しい作品が良いと個人的には思う。
まとめ
ここまで目を引かれた読み切りは久々でした。
ネットでも結構話題になってますしこれは連載になる可能性大。
暗黒期のジャンプを救う新星となれるか
連載企画
アンケートが良かったので連載企画を出せるようになったそうです。
やっぱりアンケはちゃんと出す物ですね。
見事連載を勝ち取ってジャンプの新たな柱となってほしい。
コメント
分類でサカモトに例えた通りの作品
むしろ今のジャンプ連載陣はこの手のザクザク荒い絵柄のアクション一辺倒が大勢
だから新星になるにはちょっと厳しいかも
この路線で行くなら力入れるならコマ割りとかでなく絵柄をめちゃくちゃ耽美調にするとか異常にフリルなどの小物にこだわるとかの差別化が欲しかった
そんなに荒い絵柄が多いと思いませんしここまで上手いならそれだけで差別化はできてると思いました
うーむ
絵といいセリフの感じといい「いまジャンプ読んでる層に受けてる要素」のラベル張り替えたようにしか見えんかった…申し訳ない
トレンド汲んでるといえばそうなんだけども
ツイッターでも面白いって感想多かったから身構えて読んでしまったところはあるが流石にこのまま連載はアヤシモンみたいなオチになるとしか想像できんし怖い
ただ呪術でしかなかったウパ子よりは間違いなく成長してるし今後に期待だわ
やたら謙虚な作家が多い中でここまで自信家なやつはそうそういない、宣言通り看板漫画になることを期待する
謙虚というより単に理不尽で意味不明なバッシングとオタクの陰湿な煽りにビビってるだけだと思う