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【倫理観】殆ど台詞無しでヤチヨが荒廃した地球を歩くだけなのに神回だった『アポカリプスホテル』11話感想
最終回 感想
遂に最終回を迎えたアポカリプスホテルでしたが今回も単体で見ると面白かったです。
最終回では数百年ずっと待っていた人類が調査のため1人だけ地球にやってくるんですが、やっと人類に出会えたのに大喜びできないヤチヨの葛藤や人類の現在について描かれていました。
宇宙人たちを接客する間に人類も特別な存在ではなく宇宙人たちと同じ大切なお客様の1人になっていたというのは納得でしたし、地球の大気が綺麗になっていたのに人類の体が変化して適応できなくなったという皮肉な展開と、そこから「帰ってはこれないけど泊りには来れる」というつなぎ方も良かったです。
ホテルを通してのヤチヨの成長物語だったと思うんですけど、ただエモい感じで終わらせるわけではなく最後のトマリとのすれ違いコントで「なにわろてんねん」というツッコミなども面白かった。
最初から最後までユーモアあふれる作品だったなと思います。
途中のクソ展開がノイズ
しかし、残念ながら最後まで途中のクソ展開がノイズでした。
ヤチヨが宇宙人の客を大切にしてるという話も客が死んでケロっとしながら隠蔽しようとした事で台無しになってましたし、ポン子なんかも鬼畜にしか見えてなかったので何を言われてもそこまでエモく無かった。
「仮にトマリが宇宙服脱いでアレルギーで死んでたらまたそこら辺に死体捨てて隠ぺいしてたんだろうな」と思ってしまう。
もし人類だからという理由で弔ったりしたらヤチヨが人類を宇宙人と同等に見てるという話と矛盾してしまいますしね。
途中の倫理観を放り投げた話さえ無ければ最終回はすごい感動してたと思うだけに本当に勿体ない。
あの話が伏線になってた訳でも無いし、何故あんな話を途中で放り込んだのか未だに理解に苦しむ。
あれさえ無ければ神アニメと言っても良かったんだが・・・
まとめ
総合的に見ると面白い部類ではあるんですが、途中のクソ展開がノイズすぎて神アニメにはなれなかった。
本当に勿体ない。

無理に変な事しなくて良かったのに
コメント
10話の記憶を消去できたワイ、勝確
私も消去したかったです