僕のヒーローアカデミア 294話

今週はヴィラン連合のコンプレスに焦点が当たった回でした。
個性で自分の体を削ってジーニストの拘束を解除、その後脱出させたスピナーに死柄木を起こさせるという作戦を成功させました。

張間歐児という大昔の犯罪者の孫の孫がコンプレスで、実は不正を暴き世直しをする為にヴィラン連合に入ってたらしいです。
別にその目的自体は良いんですが、死柄木って今のところ全てを破壊するのが目的なので世直しとは違うような・・・
まあそのズレこそがヴィランなんだと言われればそこまでなんですけど、個人的にはピンと来ませんでした。
というか、ここから更に死柄木がまた目覚めるとか一体何時終わるんだこの戦いは?
チェンソーマン 97話

マキマの肉を様々な料理にして完食し、撃破する事に成功したデンジ。
マキマを倒せた理由はチェンソーマンの能力があったからではなく、デンジがマキマを食べるという行為が攻撃じゃなくて愛だったからという理由だそうです。

さらっと言ってるけど怖えなあ
でも、チェンソーマンの能力を使えば世の中から支配という概念が消えて滅茶苦茶になってたわけですし、最後までマキマを好きという部分を貫いたのはデンジらしかったので実に良い決着の付け方だったと思います。

また、デンジがマキマに気づかれずに攻撃できたのは全く興味を持たれていなかったから。
最初からマキマはチェンソーマンしか見ておらず、デンジに対して言っていた事は全て適当だったというわけですね。
それでも好きだって言うんだから一途って悲しいですね。

そして岸辺隊長が中国から盗んできた支配の悪魔がいきなり登場。
名前はナユタで記憶は一切残って無いそうですが、指を噛む力はマキマと同じだそうです。
実はナユタというのはタツキ先生の過去の読み切りに登場したキャラなのですが、同一人物なのかファンサービスで同じ名前にしたのかは不明。
私はまだ読んでないのでその内読んでみようと思います。

最後の最後にポチタの口から支配の悪魔であるマキマの目的が語られました。
恐怖でしか関係を築けないマキマは他者との対等な関係を築きたかったので、世の中から恐怖の概念を消し去ることで人間達を自分と対等な存在にしたかったようです。
だから1話でデンジに「抱かせて」と言われた時はびっくりしたような顔をしてたし、映画で家族が抱き合うシーンを見ただけで泣いてたわけですね。

これを分かったうえで改めて読み返すと、デンジの「犬になりたい」という願いは最悪の地雷だったわけですね。
もしかしたらここでもう少し対等な関係を望んでいれば別の結末もあったのかもしれない。
マキマがデンジを抱きしめた1話から始まり、生まれ変わりであるナユタをデンジが抱きしめて終わる、素晴らしい対比です。

最後は悪魔から人々が逃げ惑う中、高校生になったデンジがチェンソーをふかして「第一部 公安編 完」というザ・ヒーロー映画って感じの終わり方でした。
すでにこっちの記事で紹介しましたが、アニメと第2部本当に楽しみです。
呪術廻戦 番外編

呪術は今週もまた番外編で5ページしかありませんでした。

素直に休んでくれ・・・!
芥見先生が死ぬほど忙しいのは皆分かってるでしょうし、素直に休載させてあげてほしいです。
あと言っちゃ悪いですが、シリアスな終わり方からのギャグ番外編ってちょっと冷める。
こういうのは単行本だけで十分だなって思います。
コメント
ファイアパンチは畳み方が物足りなかったのですが、今回の一部の締め方は本当にキレイで読後感良いですね。
二部はジャンプ+なら多少不穏になっても大丈夫そうなので楽しみです。
それにしてもONE、石田スイ、藤本タツキ、クール教信者が思う存分描いてた新都社って凄いなぁ。
謎は残しつつも、第1部でキチンと1つの物語として完結してるのは素晴らしいと思います。